おはようございます、はーちゃんです。
先週、映画『ミステリと言う勿れ』を見に行ってきました。
母と行ったのですが、終盤は女優のように涙を流しながら見ていました🥲
菅田将暉さん演じる久能整(くのう ととのう)のセリフにいろいろと考えさせられるところがあったので、それを中心にまとめます。
ストーリー本筋のネタバレは極力少なくしますが「見てないから、何の前情報も入れたくない!」という方は回れ右でお願いします🙏
子どもは、乾く前のセメント
劇中では、このセリフが何度も出てきます。
子どもはまっさらな状態で生まれて、いろんな経験をしながら少しずつ大人になっていきます。
そのようにまだ未熟な状態を乾く前のセメントに見立てて、子どもの心や自我について言及されています。
子どもが育っていく過程で受ける大人からの発言・行動による影響は大きく、劇中では大人からの悪影響について「物を投げ込まれる」「跡をつけられる」という表現をしていました。
でも子どものセメントはまだ完全に固まりきっていないから、今からなら少しでも元に戻せるかもしれない、というようなセリフもありました。
わたしも仕事で子どもと関わる機会があるので「まだ、間に合うかもしれないな」と思ったりしましたね。
下手だと思ったときこそ、伸びどき
これも、本当に刺さりました。
自分が好きで続けたいと思っていることであっても、他の人と比べて劣っていると、どうしてもやめてしまうんですよね。
誰しも一度は経験したことがあるんじゃないかと思います。
でも実は、そんなときが一番成長できるチャンス。
なぜなら、ある程度成長した人間でないと自分が下手であることに気付けないから、とのことです。
成長曲線のグラフをイメージさせるような言葉ですよね。あれも直線ではなくて曲線を描き、上に向けて曲がる瞬間が一番しんどいと言われます。
わたしも仕事でうまくいかないと感じたり、嫌になったりすることがよくありますね。
逆に自分が人より上手だと思っているときはそれを認めてあげたいところですが、同時に何か見えていないものがあるかもしれません。
今だとブログもそうですね。他の方のブログを読んでいたときは、こんなにまとめるのが難しいなんて思わなかったです😅
弱くて当たり前だと、誰もが思えたらいい
劇中ではアメリカで職務中に深刻なトラウマを負った人(人の死に立ち会った警察官など)が、十分なカウンセリングや休養を経たのちに復帰することが紹介されていました。
確かに日本では学校や仕事を休んだり、人前で弱音を吐いたりすることがあまり歓迎されないように思いますね。
わたしもしばらく体調を崩していた時期があったので人間は簡単に弱ってしまうこと、そこからの立て直しには時間がかかることを痛感しています。
そんな自分の弱さを認められて初めて、次に取る行動が前向きなものになってくるんじゃないかと考えたりしました。
ちなみにわたしの弟が今充電期間中なのですが、一緒に見た母と「連れてきたら良かったね」「この言葉を聞かせてあげたかった」と言い合いながら帰りました。
おわりに
以上、映画『ミステリと言う勿れ』の名言を中心にしたレビューでした。
作品の良さを皆様に良さを知ってほしい気持ちもありましたが、わたし自身思ったり考えたりしていたことをかなり言語化できた感じがします。
他にも名言はたくさんありますし、King Gnuの挿入歌『カメレオン』の流れるタイミングと主題歌『硝子窓』もとても素敵でした😍
なんとなく心が癒される映画だと思うので、気になっている方はぜひ劇場に足を運んでみてください。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました🙇
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