おはようございます、はーちゃんです。
今日は、最近読んだこの本について紹介します。
『おうち性教育はじめます』とは
『おうち性教育はじめます』とは、「性教育」に関する幼児期からの声かけや接し方についてまとめられている本です。
性教育というと思春期のお子さんや保護者に向けて書かれた本が多い中、この本のターゲットは「3〜10歳のお子さんを持つご家族」だそうです。
書籍の内容は以下の通りです。
- 1章:おうち性教育=子どもの幸せを守るための教育です
- 2章:おうちでまず伝えたい3つのこと
- 3章:親も一緒に!からだとこころを学ぼう
- 4章:こんな時どうする!性の話Q&A
- 5章:大人が知っておきたいこれからの性の話
マンガ形式なので大人はもちろんのこと、小学校高学年くらいであれば子どもでも読めます。
ここからは極力中身に触れることなく、本を読んでの感想や私見を述べていきます。
性教育は「寝ている子を起こす」ではない
日本は諸外国と比べて、家庭での性教育が遅れているという話を耳にします。金融教育と同じくですね😅
理由は様々ですが、性に関する話に対してなんとなく恥ずかしいというイメージがあるのかなと思います。
あとは性に関する話をすることで「寝ている子を起こす」、つまり「性に対する興味を持たせてしまう」という懸念を抱いているように感じます。
しかしインターネットが日常にある今の世の中において、性に関する情報を完全にシャットアウトするのは不可能です。
ある程度の年齢になれば誰でも性に興味を持ち始めますし、むしろ自分の体や心の変化について家庭内で話ができることが望ましいですね👫
性加害の原因は日常にある
性加害や性犯罪は「性欲の強さ」が原因だと誤解している方がいますが、それは間違いです。
もし本当に性欲が強いために性加害をしているなら、たとえ自分より力関係が強い相手であろうと誰彼かまわず行為に及んでいるはずだからです。
性加害では自分より力関係の弱い相手を選ぶ必要があるため、それ以外の相手の前ではある程度性欲をコントロールできています。
書籍にもある通り、性加害の背景には「誰かを支配したい」という気持ちがあります。
支配的な関係性は、主に自身の父母から学びます。例えば父が母を叱責して、母はそれに逆らえない…といった関係を日常的に目撃しているような感じです。
自分の性を楽しむ
これは、子どもだけでなく大人にも言えることなのですが。
性別はアイデンティティ、つまりその人をつくりあげる要素の一つです。
性を通して体や心の変化に向き合うことは、自分自身を大切にすることでもあります。
「自分の性に向き合い楽しむ」。今まで全然意識していなかったですが、自分の性を楽しむことが生活の充実にもつながりそうです。
なのでお子さんには自身の性を含めて、自分を好きになれるような関わりをしてあげたいですね😊
おわりに
以上、書籍『おうち性教育はじめます』の概要と、それを読んでの感想でした。
本編では性教育の基本的な知識だけでなく、子どもに対する具体的な声かけが分かりやすく書かれています。
わたしは仕事の中でこの本を知りましたが「こんな風に説明すればいいのか…」と感心しきりでした。
気になった方は、ぜひ書籍を読んでみてくださいね。
こんな感じで、過去に映画のレビューも書いています🎥
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました🙇
コメント